魚の油の中には、血液をサラサラにする作用のある不飽和脂肪酸であるn-3脂肪酸が含まれています。
この脂肪酸の中にもいろいろな成分があり、その中でも脳の活性化に役立つといわれるDHAや血管を柔軟にし血栓をできにくくするEPAが最も有名で、長く注目されてきました。
ところが、最近になってその2大成分の他に、血管や血液の若返り効果の大きい新型の成分が見つかり、大きな注目を集めるようになりました。
それが、DPAです。
DPAはEPAと同じく血管を柔軟にしたり、悪玉コレステロールの除去をする働きがありますが、その効果はEPAの約10倍以上あるとされています。
また、EPAの働きを活性化する作用もあることがわかり、現在では魚油の中でも最も効果的な成分であるとされています。
DPAは、血管の傷を修復したり、血管を柔軟にし悪玉コレステロールを減少させ、血液をサラサラにするという働きがあります。
この作用によりって期待される効果は、「高血圧の改善・予防」「動脈硬化の改善・予防」です。
これらは脳卒中や心臓病など、発病してしまった時に突然死に至ることも珍しくない病気をまねく原因となるもの。
なので、これら「高血圧」と「動脈硬化」の改善と予防ができれば、後に続く重大な病気の予防にもなる、という事になるのです。
また、中性脂肪や悪玉コレステロールの減少に効果的なことから、肥満や糖尿病といった生活習慣病ともいえる病気の改善・予防にも期待がもたれています。
DPAは、魚油に含まれる成分ですので、サバやサンマ・イワシ・マグロなど、多くの魚に含まれています。
私たちが日常的に食べることができる魚の中では、サケが一番多くDPAを含有しています。
こうした魚たち以上にDPAを多く含んでいるのが、アザラシなどの海獣類やクジラといったものたちです。
サケが約3.5%の含有率なのに比べて、アザラシのDPA含有率は約4.8%と、断然高くなっています。
しかし、そのアザラシよりもさらに多くのDPAを含有している魚がいたのです!
それがマンボウで、そのDPA含有率は8.7%と、それまで一番多く含んでいると考えられていたアザラシよりも、約2倍のDPAを含んでいたのです。